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すばらシー!

横浜グッズものがたり

●国境も時空も超えて生き続けるアート

●社会を明るく照らすチカラ

●消えゆく童謡を、伝え続けるグッズ

●業平、新西蘭、南阿弗利加、なんて読む?

●青だけで表現するYOKOHAMA

●あけてビックリ、TeaならぬTee!

●今日もどこかで「ようこそヨコハマへ!」

●青い斑点は、元気のしるし!

●ひら ひら キラ キラ わく わく

●大風呂敷を広げる。

●「お荷物」じゃないよ。

●和か?洋か?

●晴 のち 霰

●すばらシー!

●失敗は「石鹼」の母なり。

●Beeeeeeeeee……rいろいろ。

 「地図を描いちゃった!」
 小さいころ、昼間の遊び疲れでぐっすり寝入り、つい…という経験は、だれにも一度はあるはず。はずかしい地図だ。
 こちらは歴史的な地図。学校でも習った伊能忠敬(1745~1818)は、「55歳から71歳まで、17年間にわたり、3万5千キロを歩きつづけ、日本ではじめての正確な地図『大日本沿海輿』を作製するという偉業をなしとげた」(山田風太郎「人間臨終図巻」徳間書房より)。
 この地図は、日本の海岸線を正確にとらえるのが目的でつくられたもので、明治初期に国土の基本図作成に貢献した。
 地図には、地形図、地質図、土地利用図、海図、天気図など、目的に応じてさまざまな地図がある。このうち海上保安庁使用済みの廃版海図をリユースし、メッセージカード、レターセット、封筒などに加工され、商品化された。おなじ地図がシリアスな職場から、くらしを彩る場へ、がらりとその用途を衣替えしたわけだ。コミュニケーションに、自己表現に役立てたい。
 「地図を地図として使わなければならない、なんてことはありません。第一、アメリカなどでは、官製2万5千分の1地形図の古い売れ残りを利用した封筒があるくらいです。要するに地図を、花柄とか水玉のように模様として使ってしまったわけです」(今尾恵介「地図の遊び方」ちくま書房より)。おなじ企画は、海の向こうにもあったようだ。__文:蟻田 善造 ARITA zenzo ARITA zenzo
海図のリユース廃盤海図シリーズ
海図レターセット A5 ¥550 A4 ¥770
海図封筒・宛名シールセット 洋2 ¥1,320 洋4 ¥1,650
海図レターパッド ¥880


商品は下記オンラインショップにてお求めいただけます。
madeinyokohama