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和か?洋か?

横浜グッズものがたり

●国境も時空も超えて生き続けるアート

●社会を明るく照らすチカラ

●消えゆく童謡を、伝え続けるグッズ

●業平、新西蘭、南阿弗利加、なんて読む?

●青だけで表現するYOKOHAMA

●あけてビックリ、TeaならぬTee!

●今日もどこかで「ようこそヨコハマへ!」

●青い斑点は、元気のしるし!

●ひら ひら キラ キラ わく わく

●大風呂敷を広げる。

●「お荷物」じゃないよ。

●和か?洋か?

●晴 のち 霰

●すばらシー!

●失敗は「石鹼」の母なり。

●Beeeeeeeeee……rいろいろ。

 日本人で、カステラは嫌いだという人は珍しい。日本茶はもとより、紅茶やコーヒーにもよくあうからだろうか。
 その材料は、おもに小麦粉、卵、砂糖(水あめ、ハチミツもふくむ)で、卵の白身をしっかり泡立ててふっくらと弾力をつける。
 天正年間(1573~91)、ポルトガル人が長崎でその製法を伝えたのが始まりとされるが、その後、江戸前の味に改良した「釜カステラ」はこちらが本場との由。赤レンガ倉庫の名物アイテムとして、レンガと同色同寸のパッケージも横浜らしいユーモアだ。
 カステラに似た洋菓子に、パウンドケーキがある。その材料は小麦粉、卵、砂糖にバターが加わり、それぞれ1ポンド(450g)ずつ配合する。だからパウンドケーキという。これをフランスではカトル・カールと呼ぶ。カトルは4、カールは1/4で、4/4という意味。いずれもケーキづくりの基本となっている。
 戦後いち早く洋菓子の商品化でヒットしたのは、バターケーキの名で売り出されたパウンドケーキ。つぎにマドレーヌ、フィナンシェが人気を呼んだが、材料の配合はパウンドケーキが基本のようだ。
 ポルトガル、スペイン、オランダあたりから伝來したカステラは、いまや和菓子の同類。いっぽう英仏渡来のパウンドケーキはれっきとした洋菓子。バターのあるなしで、器のそろえ方や飲み物の選び方、はては出会う顔ぶれと会話の内容まで変わってくるものか!__文:蟻田 善造 ARITA zenzo ARITA zenzo
あら!あれ! 横浜かすて
外箱は赤レンガとほぼ同寸の6×10×19cm、原材料はすべて自然素材、
砂糖をひかえたヘルシーな仕上げ。内容量300g ¥1,512